麓からの高遠桜2009/04/08 22:13

2008年4月8日(水)、春の青春18切符が2枚残ってるが今日使わないと使う日がない。
大阪での買い物の予定がなくなったので中央線に乗ることにした。別の案として氷見線の氷見へ行って魚を食べることを検討したが、氷見でそれだけの時間が取れない。ダイヤが変わってもやはり無理のようだ。
朝7時台後半、西岐阜から名古屋方面へは約5分毎に電車が来る。でも西岐阜では座席に座ることはできなかった。岐阜で乗り降りがありさらに増える、一宮・稲沢では圧倒的に乗りが多くさすがにラッシュ時だ。
名古屋では10分待合せの8時31分の中津川行き快速。ホームには列車はまだなく乗車口に5~10人づつの列ができていた。名古屋折り返しの、東海地区の普通・快速では最長の10両編成の列車が入ってきた。列車によってはかなりの確率で編成の名古屋寄り2両がクロスシート車であることを忘れていた。いまさら数両離れたところまではいけない、ロングシート車で我慢する。
立ち客も目立ってきて出発。各駅に停車しながらお客さんが増えてきていた車内も、大曽根を出るとすっきりして外の景色もよく見えるようになった。
次の勝川付近は高架化工事中。中津川方面行きの下り線はすでに高架化されている。ここへは東海道線枇杷島駅から名古屋市北部を通る城北線が入ってくるはずである。これを機会に城北線を電化して名古屋駅への乗り入れはもちろん、東海道線・中央線・関西線・愛知環状線・あおなみ線と直通運転できる価値を大いに利用してほしいものだ。名古屋環状線も可能だし、豊橋ー多治見とか中津川ー四日市・瀬戸ー桑名がスムーズに直行できる。利便性が格段によくなると思うのだが・・・
多治見から再び各駅に停車してゆく。乗客が少ないので窓から沿線の風景がよく見える。中央線が突き抜ける東濃地方、今まで無意識に見ていたが市街地を除いて意外と起伏が多い。山と山に挟まれた谷間に土岐川がさらに谷を造り、それに絡むように中央線と国道19号線が走り、そして山側に1段上がったところを中央高速が延びる。
なぜ今日は景色が違うのか、それがわかった。いつものクロスシート車だと背もたれが並び窓の3分の1を隠していた。しかしロングシート車は窓の外がすべて見えるではないか。
中津川からは今までの10両が3両のJR東日本の列車になった。座席はあっという間に満席になった。耳に入ってくる会話から青春18切符を使っている人が多い。それも”旧”青春の人が目立つ。
今日も目的地を決めずに乗ってきた。松本それとも信濃大町方面・茅野小淵沢方面とか考えていたが、塩尻までに決める必要がある。そこで思いついたのが、今まで車では何度か行ったことがあるが電車ではまだ行ったことがない高遠の桜。
伊那からバスになるが時刻もわからず時間の計算が出来ない。この時期渋滞もある。「まあとりあえず行ってみよう」
塩尻から辰野行きに乗り換える。3面あるホームの真ん中のホームの3番線にちょっと変わった1両の電車が辰野行きだった。
塩尻を出ると右の方へ今来た中央西線が分かれてゆく。10人程の乗客を乗せた電車は左へカーブし、数本並ぶ線路の中央を通って旧塩尻駅があったあたりを過ぎ、まもなく左にますっぐ延びる線路を見ながら右の山側へ取り付く。山の地形にあわせるようにカーブを描いて高度を上げてゆく。この連続するカーブは高速列車には厳しい。
かって中央東線は東京方面から来ると岡谷から南へカーブを切り、大きくU字を描いて塩尻へ達していた。Uの底に辰野がありそこから飯田線が分岐している。特急あずさもそのカーブを走っていた。
岡谷の西には塩尻峠のある山がありそれを避けるように大回りしていると思っていたが、建設当時の政治家が自分の地元へ引き込んだのが原因だった。
今諏訪と松本を結ぶ列車は塩嶺トンネルで最短距離を走る。一方U字は完全にローカル線化している。
辰野で、すぐやって来た岡谷発豊橋行きに乗リ換える。学校帰りの高校生でかなりの混雑だ。飯田線はカーブが多い、駅間距離が短い、まさしくのんびりと、豊橋まで数時間かけて走ってゆく。
伊那を頭につけた駅が現われ中央アルプス・南アルプスの白い頂が目に入ってくる。
伊那市駅で多くの乗客とともに下車。帰りは豊橋を回って行ってもいいよというがそれのほうが帰りつくのは遅くなる。2時間後の岡谷方面行きの列車に乗ることにする。
駅舎の目の前から高遠行きのバスが出ていた。時刻表を見ると1時間に1本ぐらいしか出ていない。そして次は25分後しかなく高遠までの所要時間もわからない。そして城址公園へはさらに高遠駅でバスを乗換えるとのこと。約20分で高遠に着いたが伊那市駅へ帰るバスまで35分しかない。とてもバスを乗り継いで公園まで上がる時間はない。
商店街を歩き公園を眺められるところまで来て桜まんじゅうを買う。曰く『バス代往復2人分2040円の高いまんじゅうを買いに来たものだ』
目の前のソメイヨシノは満開だが一段上にあるコヒガン桜はまだ咲き始め。麓から眺めただけでバス停へ引き返すことにする。
伊那市駅から再び飯田線で岡谷へ出、そして塩尻へと戻った。
塩尻駅のホームの売店で、恒例にしているとり釜めしを買い込む。何年になるだろう、こちら方面へ来たときはここでこの釜めしを買い、車内で食べるか持って帰って食べたりしている。容器がずっと焼き物だったのに最近プラスチックになってしまったのが残念。
薮原を過ぎ、ちょっと周りを気にしながらおいしい釜めしのふたを開けた。

木曽駒キビオ峠2009/04/18 23:22

キビオ峠からの御岳
2009年4月18日(土)、JRのさわやかウォーキングに参加した。
「峠から御岳、乗鞍、穂高を望む」のキャッチフレーズに惹かれた。
休日ダイヤの西岐阜7時44分発名古屋行き快速に乗る。去年、この電車を知ったのだが今年のダイヤ改正でも変わってないようだ。名古屋行き快速は名古屋駅7番線に到着する。7番線は中央線用ホームで電車はそのまま中央線中津川行き快速になる。そのまま乗っていればいいわけだ。
名古屋までの間に車掌アナウンスでこのまま中津川行きになり今日はさわやかウォーキング開催で木曽福島まで延長される旨案内される。一方、なぜか中央線に入ってから車掌は中津川行きとしかアナウンスせず、最後中津川到着寸前の乗り継ぎ案内で次の普通松本行きを案内し、付け足しでこの電車は木曽福島まで臨時運転されることを案内した。
さわやかウォーキング用の臨時運転なので中津川ー木曽福島は停車しない。間違えて途中駅までの人が乗ってきて、無停車のアナウンスを聞き降りてゆく人が何人かあった。この間違いを防ぐため電車の中では強調しなかったのかもしれない。
乗った車両の座席が7割ほど埋まった快速電車は10時35分木曽福島着。駅前では地元産品の販売・試食や観光地紹介のテントが並ぶ。歩く前から地酒の試飲をしている人もいる。
福島宿の町並みからすぐ外れ、水無神社では赤ちゃんのお宮参りの姿を見、山に挟まれ田畑がだんだん狭められてゆく集落を過ぎてゆく。正面に雪の山が見え隠れするが、地元の老婆によると裏駒だという。駒の湯が近づきうしろを振返ると真っ白な御岳が大きく姿を現した。
ずっとアスファルトの道を歩いてきたが駒の湯の旅館のうらで右折する道に入りしばらく上がるとやっと山道に入った。山道への入り口に缶ビールが冷やされ300円の値がつけてあった。
木々が伐採されたところもあり比較的明るい山道が続く。高度が上がるにつれ御岳も上がってくる。天気がよくこのように雲もない御岳に会うのは何度もない。
木の伐採用のためか道路が造られつつある所があったが、やはり山が傷つけられるのを見ると残念でならない。山は木が生い茂り、岩が立ちふさがり、枯葉が積もり、昼なお暗い谷にはチョロチョロ水が流れ苔むした岩がある。山はそうであってほしい。
まもなく再び車道に出る。こんな山の中だ、車道といっても完全2車線ガードレール付でないのがまだ救いだ。
山中にしては想像以上に水量のある急坂の谷を横切る。かなりの勢いで水が流れ落ちていってる。
左に木々の向うに御岳を見ながら車道を少し行くとキビオ峠に着く。今日のための特設の売店と、木曽の山・花・蝶を説明するセミナーが催されている。乗務員の制服を着たJR東海の社員がいてセミナーのほうへ参加者を誘っている。多くの人がここで昼食をとっていた。
峠からは左手に御岳の、正面には乗鞍岳の、そして右手には小さく穂高の、雪をかぶった山容を見ることが出来る。さすがに穂高は遠く前穂と奥穂だろうかその先端をかろうじて見せてくれているのはうれしい。広い空の中、御岳は空の広さに圧倒されたのか思いのほか小さく見える。
反対側には木曽駒ケ岳への登山口がある。ここからの登山者は少なく登山道は少し荒れ気味とのこと、上松からのほうが整備されているらしいが、登山の主流は反対側の伊那谷のロープウエイに奪われているようだ。
下山は御岳を正面に見ながら下る木曽古道を行く。すぐ林の中に入り、枯葉の積もった柔らかい道をくだる。車道に出て集落があらわれるとJRがチャーターしたのか3~4台のバスが待っていた。満員になったバスが出てゆき次は15分後の出発。300円のバス代を払い乗り込むとすぐ満席になり15分を待たず出発。
約20分で木曽福島駅到着。駅前のテントは朝同様、人で込み合っている。
そして中津川駅直行の臨時快速に乗り込み帰路に着いた。

水芭蕉の美女高原2009/04/22 23:09

昨日の新聞に水芭蕉が咲く写真が掲載されていた。それを見て行ってみようと決めた。
2009年4月22日(水)、水芭蕉の美女高原へ行くことにした。道はわかっているがカーナビにもコース検索してもらう。
だが、新聞の写真は自分が知ってる美女高原なのか?乙女高原だったか?の疑問が湧いた。確認のために我が家の朝日新聞を見るが出ていない。ならば昨日は歯医者で中日新聞を見、ガソリンスタンドで岐阜新聞を見たのでどちらかだが確認できない。
カーナビに『美女高原』と入力、「美女高原キャンプ場」が当たり地図で確認すると自分の知ってる美女高原を示していた。
カーナビは当然のように高速・東海北陸道経由高山から美女高原へと検索してきた。しかし今日は急ぐ必要がない、一般道で行こう。
もう一度一般道優先で検索し直す。
ひとつの用件を済ましすでに長良川を北へ渡っている。まず美濃市へ出るつもりである。美濃に近づくとナビは関市のほうへ導こうとしだす。美濃に入り156号線ではなく長良川右岸を走るとナビはUターンを薦めてくる。関ー金山線で41号線へ出るルートを選んでいるようだ。下呂へはそれが最短ルートだからだろう。
長良川沿いの狭い道を行き156号線に出て八幡を目指す。車の数が少ないように感じる。平日の昼間も高速30%割引が始まったからだろうか。休日1000円も含めて本当にありがたいことなのか大変疑問だ。クルマ産業支援のために新車購入補助も始まるが、ガソリンの浪費・事故の増加・環境の悪化など社会の大きな流れに反するような方向に後押しされているような気がする。
美並まで来てもナビは関ー金山線へ誘ってくる。まだ走ったことのないルートなので乗ってみるかとかなり迷ったが今日はやめとく。
八幡から金山へ向かうが、以前から近道で一度走ってみたいと思っていた道、八幡手前で右折して大滝鍾乳洞から256号線の峠へ出る道を走ることにした。
右折するといきなり坂をどんどん登る。道は広くはないが離合できないほど狭くもない。大滝鍾乳洞への道と左への道の分岐をどちらへ行くか迷ったがここでこそナビ、左の道をとる。広い道に出て256号かと思うがちょっと違う、そして標識が現れ256号線へ右折する。堀越峠を境に西側は崖のように一気に下るが東側は緩やかに降りてゆく。
金山には行かず途中で左折、岩屋ダムから日和田トンネルへのルートを取った。日和田トンネルに近づいたところで道路前方右端で何かが動く。猫か??よく見ると猿だ!目の前まで来ると道路端から不安げに、でも逃げずにこっちを見てる。比較的人家にも近く、深い山の中でもない所まで出てこざるを得ないサル君も大変だな。
トンネルを抜け一気に下り飛騨川沿いに出る。上呂で41号線に入り北上、久々野で東へ高根方面へ入る。まもなく「高山左へ」の標識、でもナビは無視、さらに行ったところで左折を指示してきた。以前走った記憶では高山へ向かう361号線沿いに美女高原があったはず。
ナビに不信を抱きながらも進むとやはりナビだった、美女高原に到着。
駐車場に入れ、池の脇の水芭蕉の案内の方向へ行くと真新しい木道が作られ水芭蕉が咲いていた。新聞の写真から想像していたほど密集はしてないがあちらこちらで咲き誇っていた。
高層湿原に咲く水芭蕉は岐阜県下にも何ヶ所かあるが、湿原というと開発やら環境変化やらで消滅しやすいイメージがあり、そのようなことにならないよう、場合によっては保護していく必要もあるだろう。
まだ13時半前だ、361号線で木曽福島へ出て帰ることにする。
美女高原では乗鞍岳を見たが361号線を進むにつれ御岳が姿を現す。長峰峠から長野県に入り開田高原では御岳がその全容を見せてくれる。上天気の今日はまだまだ雪をたっぷりかぶった大きな御岳が山頂から麓まですべてを見せている。御岳へは昨秋、中腹の7~8合目をちょっと味わったが何とかもう一度頂上を極めたい。
旧道の地蔵峠越えの下る途中、今度は鹿を発見。意外とずんぐりとしていた。こちらも斜面で見送ってくれた。
木曽福島から19号線、中津川から中央高速で開通したばかりの関広見ICまで半額割引を利用。まだ明るい時間に帰ってきた。走行距離390km。