八ヶ岳・野辺山高原 ― 2008/12/14 13:15

やっと冬の青春18切符の時が来た
2008年12月13日(土)、快晴の西岐阜を8時11分出発。名古屋8時47分発中津川行きに乗換え、さらに中津川10時10分発松本行きに乗る。この切符で朝松本方面へ行くとき通常この便しかない。もう1本あるといいと思うが・・・
しかし今日は中津川行きも松本行きも乗客は多くない。
塩尻12時12分発甲府行きで小淵沢へ向かう。昼からは曇ってくるという予報だったがまだまだそうゆう気配はない。茅野を過ぎると八ヶ岳が左車窓に見えてくる。進むにつれ雪をかぶった鋭い山容が快晴の下、陽を浴びてキレイに見ることができる。
小淵沢に近づくとそれまで雲ひとつなかった八ヶ岳あたりにうす雲がかかり始めた。小淵沢で小海線に乗換えだ。13時11分の小諸行きは甲府行きと同様かなりの乗客を乗せて出てゆく。
運よくこの2両連結の小諸行きは鉄道車両では世界初のハイブリッド車両だった。小海線は非電化単線だが高原鉄道として人気がある。ここに新型列車を投入するのもうなずける。列車内のポスターによれば、発車時は搭載された蓄電池の電気でモーターを回し走り、加速時は蓄電池の電気に加えディーゼルエンジンで発電機を回して発電した電気も使って走る。ホームに停車時にはディーゼルのあの音は出ない。静か・低公害・エコが売りのようだ。
八ヶ岳山麓へ向け高度を上げていくと木々の間に八ヶ岳が見え隠れする。どうも雲にも遮られているようだ。天気が悪化して八ヶ岳が見えないようだったら清里で下車して20分後に来る小淵沢行きで戻ろうと考えていた。しかし雲に隠れてはいるが天気は上々なので期待を持って野辺山まで行くことにする。
JR線路標高最高地点の踏切を過ぎると左に雄大な八ヶ岳連峰が見える、はずだがはっきりしない。
JR駅標高最高の野辺山駅は昭和40年にはじめて訪れて以来何度も来たが驚くことにそれから43年も過ぎている。43年前に比べれば駅前も様変わりしているが、それでもローカル線高原駅の空気はまだ漂っている。
野辺山13時47分着でちょうどここで交換して出て行った小淵沢行きの次の小淵沢行きに、清里駅で乗る予定。野辺山ー清里間は5.9キロ、歩く道も大差ない思う。清里15時33分発まで約1時間半、間に合うだろう。
駅横の観光案内所で地図の載ったパンフをもらい歩き始める。列車を降りた人たちはどこへ行ったのか誰も歩く人はいない。5分もするとまわりは畑と木々と山、そして小海線のレールしかない。
この時期この地域でありながら日差しがあり風も強くないからか、それほど寒くない。ただ八ヶ岳を隠している雲の流れは速く、横から光が当たる雪の山の姿が徐々に現われてきている。でも最高峰赤岳の頂はなかなかはっきり見せてくれない。
最高地点の踏切を過ぎたあたりから遊歩道があった記憶だが見つからない。国道141号と合流し国道を歩くことにする。列車の時間を考えると直線の国道のほうが時間的に安全のような気がした。
まもなく木々にさえぎられて八ヶ岳は見えなくなる。逆に車をお供に歩くようになり複雑な気分だ。時々車が途切れて静かになるとチョロチョロと流れる水の音が印象的だった。
清里近くの道路の分岐点で、車に対する「清里駅」への案内と歩行者への案内の矛盾を感じながら車のほうの案内に進んで一時方向を失ったが、美しの森方面へ行く見覚えのある道に出て無事清里駅に到着。列車発車の10分前だった。
清里は一時東京からの店が進出してチャラチャラの街になっていたが今は静かな街に戻りつつあるらしい。43年前初めて訪れたときの印象から、ここはと何度も訪れたものとしてこの傾向を聞いてホッとしている。
次の1両の列車は今までのディーゼルカーだった。小淵沢への急勾配を快調に下っているそのとき、運転手は警笛を鳴らし続けた。前を見るとなんとレールの上に鹿がいる、鳥もいた。警笛に驚いた彼らは間一髪木々の中に逃れた。同じ最前列にいた乗客となぜか顔を見合わせてニヤリ!
定時に到着した小淵沢駅のホームからは夕日に赤く染まった八ヶ岳が望めた。
2008年12月13日(土)、快晴の西岐阜を8時11分出発。名古屋8時47分発中津川行きに乗換え、さらに中津川10時10分発松本行きに乗る。この切符で朝松本方面へ行くとき通常この便しかない。もう1本あるといいと思うが・・・
しかし今日は中津川行きも松本行きも乗客は多くない。
塩尻12時12分発甲府行きで小淵沢へ向かう。昼からは曇ってくるという予報だったがまだまだそうゆう気配はない。茅野を過ぎると八ヶ岳が左車窓に見えてくる。進むにつれ雪をかぶった鋭い山容が快晴の下、陽を浴びてキレイに見ることができる。
小淵沢に近づくとそれまで雲ひとつなかった八ヶ岳あたりにうす雲がかかり始めた。小淵沢で小海線に乗換えだ。13時11分の小諸行きは甲府行きと同様かなりの乗客を乗せて出てゆく。
運よくこの2両連結の小諸行きは鉄道車両では世界初のハイブリッド車両だった。小海線は非電化単線だが高原鉄道として人気がある。ここに新型列車を投入するのもうなずける。列車内のポスターによれば、発車時は搭載された蓄電池の電気でモーターを回し走り、加速時は蓄電池の電気に加えディーゼルエンジンで発電機を回して発電した電気も使って走る。ホームに停車時にはディーゼルのあの音は出ない。静か・低公害・エコが売りのようだ。
八ヶ岳山麓へ向け高度を上げていくと木々の間に八ヶ岳が見え隠れする。どうも雲にも遮られているようだ。天気が悪化して八ヶ岳が見えないようだったら清里で下車して20分後に来る小淵沢行きで戻ろうと考えていた。しかし雲に隠れてはいるが天気は上々なので期待を持って野辺山まで行くことにする。
JR線路標高最高地点の踏切を過ぎると左に雄大な八ヶ岳連峰が見える、はずだがはっきりしない。
JR駅標高最高の野辺山駅は昭和40年にはじめて訪れて以来何度も来たが驚くことにそれから43年も過ぎている。43年前に比べれば駅前も様変わりしているが、それでもローカル線高原駅の空気はまだ漂っている。
野辺山13時47分着でちょうどここで交換して出て行った小淵沢行きの次の小淵沢行きに、清里駅で乗る予定。野辺山ー清里間は5.9キロ、歩く道も大差ない思う。清里15時33分発まで約1時間半、間に合うだろう。
駅横の観光案内所で地図の載ったパンフをもらい歩き始める。列車を降りた人たちはどこへ行ったのか誰も歩く人はいない。5分もするとまわりは畑と木々と山、そして小海線のレールしかない。
この時期この地域でありながら日差しがあり風も強くないからか、それほど寒くない。ただ八ヶ岳を隠している雲の流れは速く、横から光が当たる雪の山の姿が徐々に現われてきている。でも最高峰赤岳の頂はなかなかはっきり見せてくれない。
最高地点の踏切を過ぎたあたりから遊歩道があった記憶だが見つからない。国道141号と合流し国道を歩くことにする。列車の時間を考えると直線の国道のほうが時間的に安全のような気がした。
まもなく木々にさえぎられて八ヶ岳は見えなくなる。逆に車をお供に歩くようになり複雑な気分だ。時々車が途切れて静かになるとチョロチョロと流れる水の音が印象的だった。
清里近くの道路の分岐点で、車に対する「清里駅」への案内と歩行者への案内の矛盾を感じながら車のほうの案内に進んで一時方向を失ったが、美しの森方面へ行く見覚えのある道に出て無事清里駅に到着。列車発車の10分前だった。
清里は一時東京からの店が進出してチャラチャラの街になっていたが今は静かな街に戻りつつあるらしい。43年前初めて訪れたときの印象から、ここはと何度も訪れたものとしてこの傾向を聞いてホッとしている。
次の1両の列車は今までのディーゼルカーだった。小淵沢への急勾配を快調に下っているそのとき、運転手は警笛を鳴らし続けた。前を見るとなんとレールの上に鹿がいる、鳥もいた。警笛に驚いた彼らは間一髪木々の中に逃れた。同じ最前列にいた乗客となぜか顔を見合わせてニヤリ!
定時に到着した小淵沢駅のホームからは夕日に赤く染まった八ヶ岳が望めた。
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